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初恋 [思い出]

2007-10-22 034.jpg

初恋 というといつだったか。定義がちょっと難しくて何を基準に初恋と呼ぶのかは
人によって違うし、僕自身も何か定義付けをしないと 初恋 という言葉だけでは
誰の顔も浮かばない。
が、初めてお互いの気持ちを確認した、という定義付けをすると
それは9歳の頃、小学校4年生の時だった。

僕は好きな女の子にはとにかくちょっかいをかけずにいられないタイプで、
自然、友達のような関係になっていく。
Mちゃんは長い髪の毛にお目々パッチリの美少女で、その割には以外とワンパク
みたいな、当時の僕にはど真ん中ストライクの女の子で、4年生になってすぐに
僕の好きな女の子は決定した。
席替えのたびになんとかMちゃんの近くになってくれ、と念じたものだが
あまり近すぎても逆に見つめられなかったりするので、
黒板の方を見つつもMちゃんを見ていられる、Mちゃんの席の斜め後ろくらいの
席になったりすると本当に嬉しくって逆に勉強のやる気もでた。
視界に入らないMちゃんより前の席なんかになったりするとテンションは急激にダウン。
こんなことで勉強ができるはずはないのである。(笑)

当時は通称、三角公園や、ぐるぐる公園といった公園で沢山の小学生が遊んでいた。
缶けり、ケイドロ、かくれんぼ、高鬼、メンコなどなど昭和の遊びがあふれていた。
あれは確かぐるぐる公園だったか。
僕は友達といっしょにケンケンッパの丸を書いてそのなかの一つに落とし穴を掘り、
誰かを落とすというイタズラを企画した。
Mちゃんがどういう経緯でその場にいたのかは忘れてしまったが、
見事、落とし穴に落ちた子が泣き出してしまい焦った僕らは一目散に近くの友達の家に
逃げ込んだ。そこになぜかMちゃんも一緒に逃げ込んできていた。
他の面子が誰だったがまったく忘れてしまったが、全員で5~6人くらいいたのかな。
皆で輪になって何故か好きな人を言いましょうコーナーが始まった。
そしてMちゃんの番がくると、Mちゃんはなんと僕の名前を恥ずかしげにコールしてくれた。
心臓ドキドキでMちゃんの好きな人を聞くのを待っていた僕は、カミナリに打たれたように
ずっきーんと。
「僕も君が大好きだーーーーー!」
とMちゃんに叫びたかったのだが、当時の僕にそれをできる勇気はなく、
自分の好きな人を聞かれると
「いとこの〇〇ちゃんが好きだ」
などと架空の人物をでっち上げて、好きな人を言いましょうコーナーは終了してしまった。

その年のバレンタインデー。僕はMちゃんからのチョコレートを楽しみにしていた。
2/14 あれはたしか教室の下にあるテラスみたいなところで刑事ごっこをしていたときだった。
「Mちゃんがシュウちゃん(一緒のクラスの男の友達)にチョコレートを渡した~!」
と誰かが大声で言った。
「がーん」
と僕の頭の中にショックの鐘が鳴り響き、卒倒しそうになったが懸命に気持ちを立て直し
「調査、調査」 などとわめきながら刑事ごっこを継続して教室の方へ上がっていった。
あの日は本当にショックで、好きな人を言いましょうコーナーでの自分を恨み、後悔したのだった。

Mちゃんは5年生に上がるちょっと前だったか転校してしまった。
Mちゃんが転校するときにクラスの皆でお別れ会みたいなものをやったときの写真
今でも残っている。口をポカーンと開けたボケ面の僕が後ろの方に、Mちゃんは
皆に囲まれて中央に写っていたような感じだったと思う。
Mちゃんが去ってポケーとした春休みだったか、5年生になってからか、
Mちゃんは習っていたピアノを継続していたみたいで僕の家の近くでたまに姿を見つけたりもした。
胸はドキドキしてなにか話したかったのだが、引っ越してしまったMちゃんは僕には凄く遠い存在に
思えてなにも言えなかった気がする。
そんなある日、Mちゃんから一通の手紙が届いた。
そこにはMちゃんの字で僕のことを好きだから大人になったらお嫁さんにしてね
みたいな事がイラストと共に書かれていた。
僕は狂喜して「大人になったら結婚しようね」
みたいな返事をへたくそな字で出した。

結局Mちゃんとはそれっきりになってしまったけど、
高校生になってから一度だけ近くの駅でばったりと出会った。
小学校の頃はMちゃんのほうが少し僕より大きかったくらいなのだが、
その頃の僕はすでに180Cmくらいに背が伸びていたのでMちゃんはだいぶ
小さく見えた。
小学校のときはふざけあってばかりいたので、成長して女の子っぽいMちゃん
を前にして僕はなんだかもじもじしてしまって、あの時もうまく話せなかったな。

幼い恋心は綺麗で透明で。
僕の記憶の中でMちゃんは今もカワイイ少女のままなのだ。



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maiko

dai-hさん、こんにちは。

だいぶ躊躇したのですが、ありがとうを伝えたくて、思い切って書くことにしました。不都合があれば、削除して下さい。


こそばゆい気持ちで、でもとても嬉しく懐かしく読みました。
私がとても大切にしていた鮮明な思い出の一場面一場面を欠けることなく覚えていてくれて、
そしてその一つ一つの風景がdai-hさんsideではどんな風に広がっていたのかを知ることが出来て、幸せな気持ちになりました。

私のカバンをこっそり持っていってしまうのを呼び止めて怒る、毎日の楽しいお約束。
憎まれ口ばかり叩くのに、私の具合が悪いと心配そうに「大丈夫?」と顔を覗き込んでくれたこと。
”『明日のジョー』のラスト、ジョーは死んでしまったのか?”について論争したこと(今でも懐かしのアニメで出てくるたびに、ジョーが大好きだった少年時代のdai-hさんを思い出します)。
フラれちゃった(と思ってました)ときはショックだったけど、それでも変わらず友達でいられたことが何より嬉しかったこと。
転校後、ピアノのレッスンに通う時、わざと一つ前のバス停で降りてお家の前を通って、偶然会えないかなぁと願っていたこと。
私にとってあの恋心は今でもとっても大切で。
あの頃のdai-hさんを大好きだった私自身のことも大好きです。

5月にこちらのブログに辿り着いたとき、
現在のdai-hさんと私の知っている少年時代のdai-hさんが真っ直ぐな一本道でつながっている風景が浮かびました。
それはdai-hさんが少年のときの魂をとても大切に核に抱きながら、歩いて来られたように感じられたからだと思います。
そしてdai-hさんの紡ぐ言葉一つ一つに胸を打たれたのは、現在の私が少女のときの魂を見失って、どうしたらよいかわからなくなっていたからだと思います。
前回、出発のとき、と書きましたが、
この夏、私は夫と2人、鹿児島に移住しました。
いろんなことがあるけれど、
ひょっこり戻ってきてくれた少女の私の魂に沿いながら、ゆっくり歩いていきたいと思います。
dai-hさん、本当にどうもありがとう。
これからも、どうぞそのままで、お元気で。
ご家族を、周囲の人をいっぱい愛して歩かれるdai-hさんであり続けますように。
長文、失礼しました。

by maiko (2009-10-07 12:02) 

dai-h

!!!!!!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっぱり、ん?えー!!!!!!!!!!!!!!
あれ? ん?
いやぁ~びっくりしました。っていうか本当?
まさかとは思いましたがまさか。
久しぶりです。本当に久しぶりです。インターネットという
僕らが小学生の頃にはなかったツールを使ってですが、
実に30年ぶりの交信ですね。
以前のコメントのときに名前と内容にピンとくるものが
あったので、もしやとは思っていたのですが、
こうして現実になってみると、不思議すぎてなにを書いてよいのやら。

まずはお元気そうで、本当に良かった。
僕の中では少女のままの君が難しい漢字をたくさん使って
僕にメールをくれたことがなんだか凄く違和感があります。(笑)
僕もブログを書きながら、「よく覚えてるなぁ~」と思わず自分で
笑ってしまいましたが、あの風景を今でも共有できている人
がいることに喜びを感じています。
夫と2人?君は僕のお嫁さんになるんじゃなかったのでは?(笑)
僕らの小学校は廃校になってしまいましたが、
校舎は今でも当時のまま残っていて、実家に帰った時などたまに
忍び込んで中をうろうろしています。(笑)
プールは長い間使用していないようで足洗い場やシャワーのところが
草ぼうぼうになっています。音楽室も給食の部屋も放送室も、
校章の形の池も全てあのまんまです。
ちなみに僕もあまり変わっていないかも知れません。
コメントではそんな僕を 「良く言えば」 という形で表現してくれて
ありがとうございます。(笑)

ピアノは続けていますか?
どんな時も、どんな形でも、音楽は素晴らしいものだと
思うので続けていることを願います。
何時の日にか、一緒になにか演奏できたら良いな~
と思います。
その時は昔に戻って、憎まれ口とドラムをたくさん、たくさん叩こうと
思います(笑)

最近の僕はダメだな、と感じることが多々あります。
だけどやっぱりがんばらなきゃな、と思いました。
ありがとう!
偶然だけど今年の夏休み、明日のジョー 全20巻読み通したよ!

by dai-h (2009-10-08 20:38) 

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